IKEAのZigbee方式スマートプラグTRETAKT (税込899円) を使う

5.0
非対応品を使う

IKEAのスマートプラグTRETAKTを買ってきて、Zigbee2MQTTとHomebridge経由でHomeKitから使いました。最安値で確実に動作する良い製品だと思います。

IKEA店舗で購入

コメントで、IKEAのスマートプラグTRETAKTが安いという情報をいただき、店頭で見てきました。TRETAKTが税込899円で大量に並んでました。IKEAオンラインストアでも同価格です(送料別)。値札は、背景が黄色くて、縁には赤線も見えます。これは、同一カテゴリーの中で最安値という意味だそうです。確かに安いので、2個買ってきました。

開封する

箱はこんな感じです。Incl.とExcl.の絵の意味は、本体が1個入っているけど、これを使用するためには最低限Zigbeeスイッチが1個必要で、それは含まれていませんという絵文字です。知っている人にしかわからないと思いました。

開封すると、中には、本体と取説が入ってます。本体には、技適とPSEのマークが刻印されています。プラグ端子(栓刃)のサイズは6mm/6mmで、どちらも幅の狭い日本仕様です。おしゃれなテーブルタップでも問題ないです。

IKEA純正の使い方

箱に書いてあるように、最小限の構成は、IKEAのRODRETのようなZigbeeスイッチとの組み合わせです。プラグとZigbeeスイッチを1対1でペアリングすると、スイッチから無線でOn/Offできるようになります。

さらに、IKEAのルーターであるDIRIGERAを用意すれば、Amazon, Google, Appleのスマートハウスエコシステムから、このプラグを利用できます。以上がIKEA推奨の使い方です。

DIRIGERAは、以前はHomeKitのプロトコルに対応したハブでしたが、ファームウェアアップデートにより、現在はMatterに対応ハブになってます。このハブがあれば、全ての現行IKEA製品がMatterデバイスとして動作します。なので、HomeKitからも使えるようになります。さらに、IKEAからまもなく発売されると言われている、Matter over Thread製品にも対応するようです。

Zigbee2MQTTを使う

でも今回も、純正ハブは使わないで、いつものようにZigbee2MQTTを使います。構成は以下です。

導入、設定に関しては、以下の過去記事をご覧ください。

HomeKitでZigbeeを使う:Zigbee2MQTTを導入する
Zigbee2MQTTは、ZigbeeデバイスとMQTTブローカーをブリッジするプログラムです。Zigbeeデバイスと情報交換し、その情報をMQTTに橋渡します。Zigbeeデバイス製品を使用するためには、一般には各社の専用ブリッジ製品が必...

https://diysmartmatter.com/archives/323

IKEA推奨の方法と比べて複雑で、一般向きではありません。ただ、IKEAのハブは、IKEAのZigbee製品だけを対象としていますが、Zigbee2MQTTを使えば、ほぼすべての会社のZigbee製品を扱うことができます。

ペアリングする

TRETAKTプラグとZigbee2MQTTをペアリングするためには、双方をペアリングモードにします。

TRETAKTは、On/Offボタンの横にある小さなボタンを2秒長押しすると、LEDが点滅開始して、ペアリング状態になります。

一方、Zigbee2MQTTは、Web UI画面右上のPermit join (All)のメニューを選ぶと、5分間ペアリングが有効になります。その状態で、近くにペアリングモードのZigbeeデバイスがあれば、ペアリングされます。

双方をペアリング状態にすると、しばらくして、ペアリング成功しました。Zigbeeのペアリングは、いつもながら高速で、失敗が少ないです。これでZigbee2MQTTのWeb UIにTRETAKTが現れます。

ヨーロッパ向け製品の写真になっていますが、名前はTRETAKTです。

これで、iPhoneやMacのホームに、ボタンが現れました。名前をIKEA Zigbeeとしてあります。先日紹介したOnvisのMatter over Threadのプラグは、コンセントの形をしたアイコンを割り当てられましたが、IKEAのプラグはスイッチアイコンが割り当てられました。アクセサリのカテゴリ設定が微妙に違うのかもしれません。

動作は確実で安定しています。

まとめ

IKEAのスマートプラグTRETAKTをHomeKitで使いました。ペアリングに失敗することはなく、On/Off動作も確実で安定しています。何よりも、技適・PSEマーク付きの有名ブランド製品が、税込899円なのがすごいです。今あるスマートプラグの中で、一番のおすすめ品かと思います。IKEAから、Matter over Threadの新製品が出るという話がありますので、今後も期待したいです。

ちなみに、次点の製品を探すと、TP-LinkのMatter over WiFi製品、TP-Link Tapo P110Mかと思います。Amazonでの現在価格は1,600円なので、IKEAの倍近いですが、Zigbeeハブ不要なので初期費用は少ないです。

MatterプラグTP-Link Tapo P110MをHomeKitに接続する
Matterに対応したTP-Linkのスマートプラグ、Tapo P110Mを使ってみました。HomeKitに簡単に接続できて、安定して動作しました。またAmazon AlexatとGoogle Homeにも接続してマルチプラットフォームでの...

もしくは、先日紹介した、OnvisのMatter over Threadプラグです。Amazonでの現在価格は2,465円とお高いですが(私が入手した時は1,927円でした。)Thread製品なので面白いです。

Matter over Thread方式のプラグを使ってみる
Amazonを見ていたら、Matter over Thread方式のスマートプラグを見つけ、買いました。Onvisという会社の製品で、日本で入手できる最初で唯一のThreadスマートプラグではないかと思います。HomeKitにアクセサリとし...

SwitchBotからHomeKit専用(HAP over WiFi)のプラグ製品も出てますが、TP-LinkのMatter製品の方が安いので、そちらが良いと思います。

コメント

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