WansviewのWi-FiカメラをHomeKitに接続する

非対応品を使う

Wansview社の安価なWi-Fi接続ネットワークカメラを使ってみました。RTSPプロトコルに対応しているので、いろいろなアプリケーションで動画を取得できます。それで、Homebridgeを使ってHomeKitにも表示できました。以前紹介した有線のIPカメラと同様、RTSP (Real Time Streaming Protocol) をサポートした製品なら、これ以外のWi-Fiカメラでも同様にHomeKitから使えるはずです。

Wansview Q5

今回使用したのは、Wansview Q5というネットワークカメラです。ペットや赤ちゃんの見守りカメラとして売られている製品です。パン、チルト機能が付いていて3,000円程度の価格で販売されています。

RTSPのURLをまとめたサイトで調べると、この機種もRTSP対応しているようです。

Connect to Wansview cameras
Use our free software to connect Wansview IP CCTV camera URL for RTSP streaming video. Login to Wansview camera.

Amazonで販売されている類似製品では、以下の製品のRTSP URLが公開されています。

これらも同様に、HomeKitカメラとして使用可能と思われます。

開封する

製品は白いシンプルな箱に入ってました。

本体の他に、日本語説明書、電源ケーブル (USB Micro – Type-A)、取り付けアダプター、取り付けネジが入っています。取扱説明書は、Q5と、姉妹機種Q6の2機種で共用です。

ただ、取説の中では、Q5とQ6の違いは説明されていませんでした。Q5とQ6はほぼ同じ価格で販売されています。上記のURL一覧データベースにQ6は掲載されていないのですが、もしかしたらQ6も同じRTSP URLで使えるのかもしれません。

本体底部には1/4インチサイズのネジがあり、カメラの三脚などに取り付けることも可能です。また、技適マークも付いていて安心です。

専用アプリを使う

設定などには専用スマホアプリを使います。まずは、AndroidまたはiPhoneに、Wansview Cloudをダウンロードします。

デバイスのページの右上にある+マークをタップすると、デバイス追加できます。カメラの機種を選び、使用中のWi-FiのSSIDとパスワードを入力します。

   

するとスマホ上にQRコードが表示されるので、これをWansview Q5カメラに向けるとWi-Fi接続完了します。QRコードを解読したところ、この中に、Wi-Fi SSIDとパスワードが書かれていました。

これでWansviewアプリにカメラ映像が表示され、パンチルトの操作も可能になりました。

RTSPで画像を取得

次にこのカメラにRTSP接続し、カメラ画像を読み込んでみます。過去の記事ではFFmpegを使用しましたが、

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今回は、動画再生アプリのVLCを使ってみました。VLCは動画ファイルだけでなく、ネットからRTSPで動画を受信して表示してくれます。

なのでWansviewのRTSPのURLを知る必要がありますが、これはWansviewアプリでわかります。アプリでこのカメラを選択して、「ローカルアプリケーション」「RTSP」とメニューを選択していくと、RTSPのURL情報が表示されます。

これによると、

rtsp://username:password@IP_address:554/live/ch1

のような形式でSD画像を受信できます。usernameとpasswordはデフォルトで決まってますし、アプリの中から変更も可能です。このURLをVLCにコピペしたところ、以下のように表示されました。

HomeKitに接続する

これでVLCでRTSPアクセスが可能なことを確認できました。そこで、Homebridge Camera FFmpegプラグインを使ってHomeKitに接続します。詳細は、こちらの記事をご覧ください。Homebridgeコンフィグの該当する部分は以下になりました。

{
  "name": "Camera FFmpeg",
  "cameras": [
    {
      "name": "Wansview",
      "videoConfig": {
        "source": "-i rtsp://username:password@IP_address:554/live/ch1"             
      }
    }
  ],
  "platform": "Camera-ffmpeg"
}

その結果、iPhoneやMacのホーム.appにカメラ映像が表示されます。以下はiPhoneのスクリーンショットです。

まとめ

Amazonで安価に売られているWi-FiカメラをHomeKitに接続しました。パン・チルトの操作は専用アプリを使う必要がありますが、現在の映像はHomeKitのホームから閲覧できました。

現在使用しているCamera-ffmpegプラグインでできることは、映像の閲覧だけです。でもHomebridge Camera-UIというプラグインを使えば、動体検出やHomeKitセキュアビデオでの録画ができるようです。次は試してみたいと思います。

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