AqaraドアベルG4国際版をHomeKitで使う (技適付)

HomeKitを使う

前回ご紹介したAqaraの中国版スマートビデオドアベル G4が故障したので、国内販売サイトで国際版を買い直しました。AliExpressでの価格と比べると少し割高ですが、技適マーク付きで、中国語だった音声ガイドが英語になってました。これもHomeKitでの使用感がとても良いです。

G4が故障した

AqaraのスマートビデオドアベルG4は、HomeKitからスムーズに使用できて、応答速度も速く、とても良い製品でした。

Aqara Video Doorbell G4をHomeKitで使う
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それを、いよいよ実際に取り付けようと思ったところ、唐突に動作しなくなってしまいました。原因不明で、不具合のきっかけもわかりません。電池を入れても、外部電源に接続しても、全く無反応です。音声の応答もありませんし、LEDも点灯しません。検索したところ複数の人が同じ不具合を経験しているようです。

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電源投入や、リセットボタン押下を繰り返しているうちに回復したという人もいましたが、大半の人は動作しないままのようです。

分解する

メーカーや販売サイトにに問い合わせることは面倒そうだったので、分解してみました。

電池フォルダー部分を6個のネジ(1個には分解防止のシールが貼ってありました)を外して取り外します。単3電池6本の構成ですが、2本ずつが並列接続されていて、4.5Vで動作しているようです。電池基板の上の、本体基板を取り外してみます。

電池基板側にカメラのレンズがあり、本体基板側にカメラセンサーが取り付けてあります。なので、画像センサーを直接見ることができます。

分解はしてみましたが、不具合の原因は不明のままでした。電池からの電圧も、しっかりチップに到達してました。動作している間はとても素晴らしい性能だったので、買い直すことにします。

買い直す

前回購入したAliExpressのサイトでは、送料込みで12,458円でした。現在は販売されていません。入荷しても直後に売れ切れる状態でしたので、在庫復活するかもしれないとしばらく待ってみました。でも販売再開の気配はありませんでした。

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一方で米国Amazonには在庫があり、送料別$114.43で販売されています。今のレートで16,800円くらいです。しかし、日本への出荷はしていません。出荷されるとしても、送料込みで2万円くらいになるかと思われます。

英国Amazonでは、送料別£119.99です。こちらは日本に発送してくれます。しかし送料込みでは£136.24になり、24,700円くらいです。

そこで国内で探してみました。その結果、

の両方で販売されていました。スタイルニック (STYLENIC) という会社が扱っています。価格は送料込みで19,999円です。結局、Yahooショッピングで購入したのですが、誰でも適用できるクーポンがあったり、PayPayポイント還元などで、実質的には送料込み15,162円でした。

AliExpressで買うよりは高いですが、米国Amazonより安いです。AliExpressには在庫がありませんので仕方ないです。ただ後述するように、国内サイトで販売されている製品は、国際版(音声ガイドが中国語ではなく英語)ですし、何よりも技適マークが付いています。国内サイトで購入するのが一番良いと思います。

開封する

到着したパッケージが以下です。左が、以前AliExpressから購入した中国版で、右が、今回Yahooショッピングから購入したものです。パッケージのサイズが異なります。また、表記が中国語だったものが、今回は英語・フランス語です。G4には、中国版と国際版があると聞いてましたが、その違いだと思います。中国版のパッケージの写真は、本体が白色のように見えますが、実際には黒です。

下は、パッケージの裏の写真です。Yahooで購入した製品には、日本語ラベルが貼り付けてありました。そこには、なんと技適マークが書かれてます。

内容物は、中国版も国際版もほぼ同じです。詳しくは前回の記事をご覧ください。ただ国際版には、角度を付けて取り付けるための楔形アダプターが追加されています。取り付け場所によっては角度を付けたい場合がありますので、このアダプターはありがたいです。

同梱された取扱説明書も、中国版とは違ってました。中国版は正方形でしたが、こちらは細長い冊子です。各国語で説明があり、なんと日本語のページもありました。

技適マークがある

パッケージだけではなく、本体にも技適マークが付いてました。紙のシールなので、そのうち剥がれてしまうかもしれません。

 

この番号を総務省のページで確認したところ、詳細な技適申請情報を見ることができました。こちらが本体で、

総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
基準認証制度,技術基準適合証明,技術基準適合自己確認

こちらがベル側の詳細情報ページです。

総務省 電波利用ホームページ | 技術基準適合証明等を受けた機器の検索
基準認証制度,技術基準適合証明,技術基準適合自己確認

手間と経費をかけて日本の技適証明を取得してくれていて、素晴らしいです。AliExpressで多少安く値付けされているとしても、ここは国内版を買って応援したいところです。

音声ガイドが英語

パッケージから出して、カメラ側本体に電池をいれ、ベルモジュールにUSB電源から給電します。前回の記事では、ペアリングについてややこしいことを書きましたが、要するにどちらも同じタイミングで電源を入れれば、本体とベルが相互に接続されます。

接続が終了すると、音声のメッセージが流れますが、英語でした!。本体から、「Ready to connect. Please open Aqara app.」というような内容が流れました。中国版は中国語だったので理解に苦労しましたが、英語なのは助かります。今回もAqaraアプリを立ち上げる必要はありませんでした。ただ、本体が動かなくなった経験があるので、そのうちにAqaraアプリを使って、ファームウェア更新はやっておきたいと思います。

取り付ける

付属の楔形アダプターを利用して、角度を付けて屋外環境に取り付けました。

電池は取り外して、外部電源を利用します。使用できる電源アダプタは、交流でも直流でも良くて、交流の場合が12-24V AC 0.2A、直流の場合が8V-24V DC 0.5Aです。交流のアダプタは数が少ないので、入手が容易な直流12Vのアダプターにしました。ハードオフで税別300円で買った12V DCの電源アダプタです。本体のねじ止め部分には、端子を使いました。

HomeKitに接続して使用する

HomeKitに接続して、使用する過程も以前の記事と同じです。(同じなので写真を使い回します)まずは、iPhoneを2.4GHz WiFiに接続し、次にiPhoneカメラからドアベルのQRコードを読み込み、「ホームで開く」の表示をタップします。(ホームアプリから「アクセサリを追加」を選ぶと、今回もQRコードを認識してくれませんでした。)

するとホーム.appが起動し、「ドアベル」を登録する画面に移行します。

この後、ホームの選択をすると、「ドアベルに接続中」の表示になります。チャイムユニットとHomeKitとのペアリング処理の開始です。

ペアリング開始と同時に、「Wi-Fi is connecting, please wait.」のように英語の音声メッセージが流れました。国際版で良かったとまた思いました。

接続が終了すると、iPhoneやMacのホームに、以下のように表示されました。このほか、細かい設定や、チャイムの応答などに関しては、以前の記事をご覧ください。

まとめ

AqaraのビデオドアベルG4が壊れてしまったので、買い直しました。AliExpressからも、米国Amazonからも購入できませんでしたので、日本のYahoo ショッピングから購入しました。楽天市場でも同じものが入手可能です。

AliExpressの商品は中国版でしたが、日本やUSで販売されているものは国際版です。音声メッセージが英語になっている点がありがたいです。また、技適マークが付いていました。妥当な価格で販売されているので、Aqara G4は、日本の販売サイトから購入するのが良いと思います。1台目が壊れてしまったので耐久性は少し心配ですが、HomeKitに完全対応していて、応答速度も速いので良い製品だと思います。

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