HomeKit対応でPC電源投入するPCIe拡張カード

HomeKitを使う

HomeKitからPCの電源を投入できるPCIeカードを入手しました。PCIeスロットに挿し、WiFiアンテナを設置して、マザーボード電源ピンと接続します。QRコードを読んでペアリングすれば、iPhoneやMacのホーム.appにスマートプラグアクセサリとして表示され、PCの電源投入が可能になりました。PCの電源状態もHomeKitに反映されます。

追記:最初の記事では、PCの電源状態が反映されないと書きましたが、グラフィックボードを挿し、OSをインストールして組み上げたところ、電源状態を反映するようになりましたので訂正します。(2023/05/28)

PC電源スイッチ

メインで使っているPCには、MQTT-Homebridge-HomeKitで動作するDIYスマートスイッチを組み込んでます。

PCケース操作パネルを改造してHomeKitからOn/Offする
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またサブマシンは、HomeKitからWake On LAN経由で起動するよう設定してます。

https://diysmartmatter.com/archives/357

3台目のPCにも、HomeKit起動できる仕掛けを組み込もうと思っていたのですが、こちらはたまにしか使わないので放置していました。

PCの電源を投入するお手軽な方法として、マザーボードのPCIeスロットに挿して、WiFi経由でPC電源を入れられるPCIeカードを使う方法があります。最近になって、HomeKitに対応したPCIeカード製品が、AliExpressで売られていることを知りました。送料込みでも1,500円以下で買えます。ということで試してみることにしました。

販売ページには、使用方法も書かれています。PCIeスロットに挿し、マザーボードの電源ピンへケーブル接続して、WiFiアンテナを取り付ければ完成して、その後、本体ボタンを5秒長押しするとHomeKitのペアリングモードになるそうです。

開封する

小さな静電気防止袋に入って到着しました。袋には、HomeKitのペアリングQRコードが貼られています。説明書は入っていませんが、前述の販売サイトの情報で十分かと思います。

袋から出すと、本体にもQRコードが貼られてました。

プリント基板には、Espressifのチップが搭載されてます。技適マークは見当たりません。基板には、2023-3-11という文字が見えます。おそらくはプリント基板を設計した時期だと思います。最近の新製品であることがうかがえます。

PCIeスロットへの接続部分をチェックしました。GNDピン以外で配線されているピンは、+3.3Vと+3.3V auxの2本だけでした。

これらの+3.3Vピンのうち、auxの方は、マザーボードの主電源がOffの場合にも供給される補助電源です。Espressifのチップは、補助電源から給電されて常時稼働していると思われます。主電源ピンが配線されていることから、主電源の状態からOn/Off状態を把握していると思われます。

PCマザーボードに取り付ける

このカードを、マザーボードのPCIeスロットに取り付けます。PCIe x 1のスロットが空いてましたので、そこに取り付けました。

次に、付属のPOWER SWと書かれたケーブルを、マザーボードの電源スイッチピンに接続します。この基板のPOWERと書かれた場所には、さらに2本の空きピンがあります。テスターで調べたところ、マザーボードに接続する2本のピンと、それぞれ接続されていました。なのでこの空きピンに、PCケースの電源スイッチを接続すれば、基板の回路と並列に接続されます。なので、HomeKit経由だけでなく、PCケーススイッチからの手動での電源投入が可能です。

付属のWiFiアンテナは両面テープで貼り付けられるようになってます。PCケースの外に引き出して、金属部分からプラスチック板などの絶縁体で浮かせて取り付けると良いと思います。金属ケースに直接貼り付けると、おそらくWiFi感度が著しく低下します。

HomeKitとペアリングする

マザーボードにPC電源を接続すると、この基板が動作開始します。マザーボードがOnの場合、この基板上のLEDが点灯します。Offの状態ではLEDが点灯しませんが、それでも補助電源の3.3Vから給電されていて、動作します。どちらの状態でも、基板上の押しボタンスイッチを5秒程度以上長押しすると、基板上のLEDが点滅を開始します。この状態でHomeKitとのペアリングが可能になります。iPhoneのホーム.appから、「アクセサリを追加」を選び、

本体、または袋に貼ってあるQRコードを読み込みます。

QRコードには「照明」として登録されているようで、照明を追加する確認ダイアログが表示されました。

「”Apple Home”に追加」を押したところ、最初は失敗して、2.4GHzのWiFiに接続するよう促されました。iPhoneを2.4GHz WiFiに接続しなおしたところ、ペアリングできました。ペアリング後は、なぜかコンセント(スマートプラグ)として扱われています。

場所を指定すると、名前の変更が可能になりましたので、ほぼデフォルトのまま進めました。次に、表示形式を選ぶダイアログが出ます。コンセント、ファン、照明のアイコンから選べるようです。ESP32でDIYした時のやWoLで実装した時のようにスイッチとしては表示できないようです。

これでペアリングが終了して、

iPhoneやMacのホーム.appに、アイコンが表示されるようになりました。デフォルト名は「CozyLife(にMACアドレスの一部が加わった名前でしたが除去しました)」でした。

HomeKitから操作する

このボタンをクリックすると、PCの電源がOnになります。

逆にOnになっているPCを、このボタンからOffにすることはできません。Onの状態のボタンをクリックすると、HomeKit画面上での表示は一時的にOffになりますが、20秒ほどでOnに戻ります。PC電源Offは、普通通り、OSのシステム終了メニューのみから行うようです。OSでシステム終了をして、PCの電源を落とすと、HomeKit画面の表示もOffになります。

ホーム.appからこのスイッチの詳細を見ると、正式のHomeKitデバイスとして認められている様子です。この価格で、Apple HomeKitのロゴもあり素晴らしいです。

空きのPCIeスロットがあることが前提ですが、DIYや設定の手間をかけずにHomeKitから電源投入できる安価なデバイスです。

格安HomeKitデバイスメーカ

余談ですが、ペアリング直後に、名前をつけるダイアログのデフォルト値が、当初はDoHome Lightとなってました。

このまま名前を変えずに「続ける」を押したのですが、前述のようになぜか「Cozy-Life…」という名前になりました。以下の記事で使用した、格安のHomeKit対応スイッチモジュール

格安のHomeKit対応WiFi 100Vスイッチ
AppleHomeKit(HAP)に対応した、WiFi接続するAC90~250V用スイッチユニットがAliExpressで売られてました。送料込み672円と格安でしたので、試しに使ってみました。専用アプリでWiFiとHomeKitを設定する...

が実はこのDoHomeブランドでした。最近になってブランド名が変更になったのかもしれません。DoHomeまたはCozyLifeには、安価なHomeKit対応デバイスを今後も出して欲しいと思います。

まとめ

WiFi経由でPCの電源を投入できるHomeKit対応拡張カードを使ってみました。PCIeスロットに挿して、マザーボードの電源ピンと接続すれば、iPhoneやMacのホーム.appからパソコンの電源投入が可能になります。PCの電源状態もHomeKit画面に反映します。安価ですが、HomeKitに正しく対応しています。

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