SwitchBot Hub 2の赤外線リモコンがMatter対応

HomeKitを使う
https://www.switchbot.jp/ より引用

SwitchBot Hub 2のファームウェアが更新されて、Matter対応デバイスが拡充しました。その結果、BLEで接続するカーテン、ブラインド、ロックに加えて、ボット、センサー類と、赤外線リモコンがMatter対応しました。

Hub 2のMatter対応

SwitchBot Hub 2は、ベータ版のファームウェアでMatterに対応しています。そして、Matter 1.0で決められたWindow CoveringとDoor Lockという2種類のデバイスタイプをサポートしていました。具体的には、SwitchBot製品のカーテン、ブラインドポール、ロックがMatter対応してました。Hub 2のMatter機能を使う詳細は、以下をご覧ください。

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これに加えて、2023年8月15日のHub 2ファームウェア更新により、Matter対応デバイスが追加されました。

ファームウェア更新

Hub 2のファームウェア更新は、iPhoneのSwitchBotアプリから行います。アプリで、Hub 2の「Matter設定(ベータ版)」ボタンをクリックすると、ファームウェアアップデートのお知らせが現れます。

「確認」ボタンを押すと、ファームウェアアップデートされました。最新バージョンはV1.0-0.9です。

Matter対応デバイス

更新の結果、ボット、センサー類、赤外線デバイスが新たにMatter対応になりました。これでSwitchBot Hub 2のMatter対応デバイスは以下になりました。

  • SwitchBotカーテン
  • SwitchBotブラインドポール
  • SwitchBotロック
  • SwitchBotボット
  • SwitchBot開閉センサー
  • SwitchBot人感センサー
  • エアコン(赤外線リモコン経由)
  • そのほかのリモコン制御デバイス(On/Offのみ)

今回追加されたデバイスのうち、ボットと赤外線リモコンをHomeKitからMatter経由で使用しましたので、報告します。

エアコン(リモコン経由)

今回のMatter対応で一番嬉しいのは、赤外線リモコン経由でのエアコン操作に対応したことかと思います。HomeKitからエアコンを使いたいけど、HomebridgeやHome Assistantをインストールするのは面倒と思う一般的なユーザにとって、先月発売されたNature Remo nanoが唯一の選択肢でした。

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Hub 2の赤外線リモコン機能がMatter対応したことで、Hub 2でもHomeKitからエアコン制御できるようになりました。

そこで、まずはエアコンをHomeKitから試すことにしました。Hub 2は、すでにMatterハブとしてHomeKitにペアリングしてありました。また、iPhoneのSwitchBotアプリでエアコンリモコンが登録してありました。この状態で、アプリのHub 2の設定で「Matter設定(ベータ版)」を選ぶと、以下の設定画面が現れます。アップデート後もまだベータ版のようです。

現在、カーテンとロックの2個を、Matterブリッジしているので、サブデバイスが2個と表示されてます。このサブデバイス部分を選択すると、追加の画面に移行します。

未追加の項目に、赤外線リモコン経由で操作するエアコンが現れました。プラスマークをタップすると、サブデバイスとして登録されます。この後10数秒ほどすると、iPhoneやMacのホーム.appに、エアコンが現れました。クリックするとOn/Offします。最初は、温度センサデータが更新されないので0.0度の表示ですが、

しばらく経過すると、室温データが表示されました。

余白部分をクリックすると、温度設定、運転モード切り替えが可能です。HomeKitのインタフェースが対応していないので、除湿運転モードの選択肢はありません。

今までMatter対応スマートリモコンは、Nature Remo nanoだけでした。しかしnanoには温度センサが無いために、現在温度の表示が0.0になってました。Hub 2は高価ですが、温度センサを備えているので、室温表示が可能です。SwitchBot公式Xも、そのことを訴求してます。

温度センサを備えたNature Remo上位機種も、早くMatter対応するよう期待してます。

SwitchBotボット

今回のファームウェアでMatter対応したSwitchBot製品は、ボット、開閉センサー、人感センサーです。センサーに関しては、HomeKitで使えるZigbee方式の他社製品が豊富にあるので、SwitchBot製品を持っていません。ボットに関しては、昔購入してお蔵入りしてたものがありましたので、それで動作確認しました。

設定方法はこれも同じです。Hub 2をMatterブリッジとしてHomeKitに登録し、iPhoneのSwitchBotアプリにボットを登録します。すると、アプリのHub 2設定、「Matter設定(ベータ版)」、「サブデバイス」の未追加項目に、ボットが現れます。

ボットのプラスマークをタップして、サブデバイスに追加します。追加すると、10数秒ほどでiPhoneとMacのHomeKitに、ボットに対応するコントローラが現れます。

HomeKitには、ボットは照明として表示されます。アイコンは別の照明器具に変更可能ですが、それ以外のデバイス、例えばプラグや扇風機などのアイコンには変更できませんでした。今後のバージョンアップで対応されるかもしれません。

テレビ(リモコン経由)

テレビも、リモコン経由でMatter対応します。iPhoneのSwitchBotアプリで、テレビのリモコンを登録すると、これもMatterブリッジのサブデバイスとして追加できるようになります。

追加をすると、10数秒ほどで、iPhone, Macのホームに、プラグとしてテレビが表示されます。これでテレビの電源On/Offが、HomeKitからできるようになります。

Matter接続の制約

カーテン、ブラインド、ロックを対象とした今までのMatter対応では、Matter接続の制約は気になりませんでした。今回、汎用性の高いボット、赤外線リモコンが対応になったことで、いくつか制約が目立つようになりました。Nature Remo nanoにも同じような制約がありました。なのでMatterの現状に起因する制約と思われます。

エアコンの風設定ができない

エアコン機能に関しては、Nature Remo nanoと比較して室温表示ができるようになりました。ただ、エアコンに対してMatter経由で行える操作は、nanoと同じく以下のみです。

  • On/Off
  • 運転切替(冷暖房)
  • 温度設定

HomeKitでは、このほかに風速、風向の設定が可能です。例えば、ESP32でDIYしたスマートリモコンならば、On/Off、運転切替、温度設定のほかに、首振り(吹き出し方向のスウィング)とファンの速さの調整が可能でした。

Matterにも、スウィングや風速設定は定義されていますし、SwitchBotアプリからは風速変更できます。でも未対応のようです。Hub 2で登録したエアコンの詳細設定を以下に示します。上の図と比較して、風向・風速に関する設定が無いことがわかります。

エアコンとテレビのみが対応

SwitchBotの赤外線リモコン機能は、エアコン、テレビの他に、ライト、扇風機、プロジェクター、ヒーターなど多数のデバイスに対応しています。このうちのいくつかを試しましたが、どれもMatterの未追加サブデバイスのリストに現れませんでした。

例えば、天井照明をOn/OffするリモコンをSwitchBotアプリに登録しても、Matter追加候補として表示されません。Nature Remoでは、任意のリモコンボタンを、On/Offアクセサリとして割り当てられますので、Hub 2でも今後のバージョンアップで対応されるものと思います。ただ、エアコン以外の赤外線リモコンで可能なMatter操作は、いずれにしてもOn/Offだけです。なので、どのデバイスも、とりあえずテレビとして登録すれば、On/Off操作できます。

テレビはOn/Offのみ

赤外線リモコン経由で操作するテレビをMatter接続すると、On/Offしかできません。

これはNature Remo nanoでも同じでした。また、HomeKit上ではプラグ(コンセント)として表示されます。ほかの種類のアクセサリに変更は可能ですが、選択肢としてはファン、照明しか選べません。

ボットは照明として表示

SwitchBotボットは、照明アクセサリとして登録され、照明以外のアクセサリに変更することはできません。

照明アクセサリのアイコンには、電球の他に、シーリングライト、ダウンライト、卓上ライト、ペンダントライトなどを選択できますが、いずれにしても照明器具だけです。プラグや扇風機のアイコンは使えません。テレビに関しては、照明、プラグ、扇風機のアクセサリに割り当てられたので、謎な仕様です。Matter仕様とHomeKit仕様の関係で、こうなっているのかと思われます。今後の更新で改善されることと思います。

登録台数は6台まで

Hub 2がMatterブリッジしてくれるサブデバイスの上限は6個です。7個目のデバイスを、Matter対応させようとすると、以下のように「サブデバイスは最大6まで追加可能です」というメッセージが出て、追加できません。

Nature Remo nanoの場合、Matter対応デバイス上限は4個でした。これに対して、Hub 2は2個多いです。ただ、Nature Remo nanoは、赤外線リモコン機能しかありませんので、赤外線到達範囲の機器が対象です。それに対して、Hub 2はBLEとWi-Fi経由で家中の多数のデバイスが接続する可能性があります。なので、SwitchBot製品のヘビーユーザの場合、6個の制約は厳しいかもしれません。

上記の6個超えテストでは、手元の赤外線リモコンを複数の機器として登録して試しました。使用中のSwitchBot製品は、カーテン、ロックだけですので、手元の環境では6個で十分です。

まとめ

SwitbBotのHub 2のMatter対応が、ファームウェア更新によって拡充しました。これによりボットとセンサー類がMatter対応したので、以下の6種類のSwitchBot製品がHomeKitから使用可能になりました。一気に倍増して、素晴らしいです。

    また、赤外線リモコンにも対応したので、エアコンの操作が可能になりました。温度センサを内蔵しているので、室温表示も可能です。ただしエアコン以外の赤外線リモコンは、On/Offのみが可能です。Nature Remo nanoも同様の仕様でした。HomeKitやMatterの制約でやむをえない事情もあると考えますが、今後の対応に期待したいです。

    コメント

    1. Rice より:

      いつも拝読させていただいております。
      homebridgeのswitchbotプラグインの時、エアコンの室温がずっと24℃でしたが、
      今回Matterの赤外線リモコン対応で、HUB2と同じ温度で表示できるようになったのはとても嬉しいです。
      しかし、HUB2経由の赤外線設備は、Homebridgeのconfigファイルの「hide_device」設定で隠す事はできないようで、いま24℃のエアコンと実温度のエアコン両方ともhomekitに表示されてます。
      他に何か隠す方法がございますか?

      • diysmartmatter より:

        Homebridgeのconfigファイルの「hide_device」設定で隠す事はできない

        そうなのですか。Hub 2がMatter対応になって、SwitchBotプラグインを外してしまったので気付いてませんでした。
        Hub 2のMatter対応が充実しつつあるので、そのうちプラグインを外してはどうでしょう。それまでは、
        ホームの中に、使わない「部屋」を作って、使わないアクセサリはそこに入れておくとか。
        お蔵入り用のバーチャルな物置きのような感じで。私の場合は「デフォルトの部屋」をそれに当ててます。

        • Rice より:

          ご回答ありがとうございます。
          switchbotの照明も使ってますので、まだプラグインを外す事はできないですが、
          隠す用の部屋を作り、エアコンを「概要に含めない」と「ホームビューから削除」を設定すれば、上部の気候にも24℃が含まれなくなりましたので、暫くはこれでいきたいと思います。
          diysmartmatterさんのブログで色々助かりました。
          これからもよろしくお願いします~

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