IKEA の Matter over Thread 接触センサーとスイッチ

Apple対応品を使う

IKEAから出ているMatter over Thread方式の、接触センサーMYGGBETTとスイッチBILRESA(2種)を使ってみました。どれもお買い得な製品です。このうち、MYGGBETTとBILRESA デュアルボタンは、Apple Homeでしっかり活躍しそうです。BILRESAスクロールホイールは、その特徴をMatterで発揮できていませんでした。

IKEAのThread製品はZigbeeにも対応

IKEA製品がサポートするZigbeeとThreadの機能について簡単に説明しておきます。ややこしいので、IKEAに来店する人のほとんどは理解できていないのではと思います。

IKEAのThread製品は、搭載しているチップがZigbeeにも対応しています。なので、ThreadとZigbeeの両方の通信が可能です。それぞれは、次のように使い分けられています。

今回紹介する、MYGGBETTとBILRESAは、IKEAの旧来のZigbee電球(TRÅDFRI 電球)などと、個別にペアリング (Touchlink) することもできます。これにより、ペアリングした製品のOn/Offが可能になります。BILRESAならば、スイッチを押してOn/Offしたり、ホイールで調光したりできます。MYGGBETTならば、磁石が離れた場合に点灯させることができます(逆の設定はできません)。現行製品のThread電球(KAJPLATS 電球)に対してもTouchlinkは可能です。この場合、Matter over Thread電球であっても、Zigbeeで制御されます。

(Touchlinkは、通常のZigbeeとは違うようです。MYGGBETTをZigbee2MQTTにペアリングしようと試みましたが、できませんでした。)

その一方で、IKEAのThread製品は、Matter over Thread方式で、IKEA/Apple/Google/Amazonのスマートホームシステムに統合することもできます。

なので、IKEAがBILRESAとMYGGBETTの使い方として想定している使用例には、以下の2通りがあります。

  1. IKEAの電球製品などとTouchlinkして、ボタンやホイールで点灯・調光する専用リモコンとして使う、または、ドアが開いたら灯りをつける専用センサーとして使う (Zigbeeで通信する)
  2. IKEA Home smart、もしくはApple/Google/AmazonスマートホームのMatterスイッチ・センサーとして使う (Matter over Threadで通信する)

1.の場合は、電球とコントローラは1対1の結びつきになり、複雑な自動化は一切できません。2.の場合は、Threadボーダールーターに相当するハブが必要です。IKEAの店頭やサイトでは、この説明を省いているので、分かりにくい製品になってしまっている気がします。

接触センサー MYGGBETT

ここからは、個々の製品を紹介します。MYGGBETTは、こんな小箱に入っています。IKEAのサイトでは税込1,299円です。

中身は、写真上から、磁石ユニット、本体、取り付け板です。どれも細長い形状なのは、単4電池1個で駆動する方式だからです。

IKEAには、Zigbeeで動作するPARASOLLという近接センサーがあり(日本では未発売)、それが単4電池一本の構成でした。これを元に、Matter over Thread版を作ったのだと思われます。PARASOLLは、少し丸っこいのですが、MYGGBETTはエッジが立っていてモダンな感じがします。

押しボタンスイッチを、10秒くらい押しているとペアリングモードになります。そこで、iPhoneからアクセサリを追加し、本体のQRコードを読み取ると、ペアリング終了です。ペアリングは1回で成功しました。すぐに、iPhone, Macのホームから接触センサーとして表示されました。動作は確実です。

BILRESA

BILRESAには、デュアルボタンと、スクロールホイールの2製品があります。BILRESAデュアルボタンは、Zigbee製品だったRODRETの後継機に相当するMatter over Thread製品です。IKEAのサイトで税込699円で売られていて、こんな箱に入っています。

BILRESAスクロールホイールには、物理的に回すことができるホイールがついています。電球と組み合わせて、アナログ的な調光・調色操作ができるデバイスです。IKEAのサイトで税込999円で売られてます。

箱の中には、本体の他に、本体マグネットに反応する両面テープ付き鉄板が入っています。左がスクロールホイールで、右がデュアルボタンです。どちらも、単4電池2本で動作します。Zigbee仕様のRODRET、SOMRIGと同じですね。

どちらも、設定ボタンを長押しするとMatterのペアリングモードに入ります。iPhoneからアクセサリを追加すると、iPhone, Macのホーム.appにスイッチとして現れます。

矢印が表示されているのは、ファームウェア更新があるという意味のようです。

デュアルボタン

BILRESAデュアルボタンは、2ボタンのスイッチとしてApple Homeに現れます。

凹みの大きい方が、ボタン1で、小さい方がボタン2です。それぞれ、シングルクリック、ダブルクリック、長押しに、イベントを設定できます。シンプルで使いやすい構成だと思います。

スクロールホイール

一方、BILRESAスクロールホイールは、9ボタンのスイッチとして、Apple Homeに現れます。(下のスクショでは5個のボタンしか見えてません。)

ボタン3は、ホイール中央を押すと反応するボタンのようです。シングルクリック、ダブルクリック、長押しに、それぞれ反応します。他のボタンは、ホイールのパルスを受けているようで、目立った動きは観察できませんでした。ホイールを回して、調光するような動きには、Matterの仕様が対応していないようです。BILRESAスクロールホイールは、Matterで使うのではなく、Touchlinkで使うべきデバイスのようです。

まとめ

IKEAのMatter over Thread製品のうち、

  • MYGGBETT 接触センサー 税込1,299円
  • BILRESA デュアルボタン 税込699円
  • BILRESA スクロールホイール 税込999円

を使ってみました。どれも安定して動作しました。Matter over Thread方式であること、IKEAというブランド品であること、技適がとれていることを考えると破格の値段です。Matter over Thread方式の接触センサーは、AliExpressで売られているノーブランド品でも2,600円くらいします。スイッチは見つかりませんでした。

BILRESA スクロールホイールについては、Matterでの使い所があまりないです。それ以外の、MYGGBETT 接触センサーとBILRESA デュアルボタンは、おすすめ品です。特にBILRESA デュアルボタンは、とても安いですし、買い足ししたいです。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました