TuyaのZigbee磁気接触センサ(964円)

4.5
非対応品を使う

以前、格安のWiFi接触センサを紹介しました。

今度はZigbee版です。WiFiに比べるとそこそこ高いです。こちらの商品です。買った時は送料込み1200円くらいでした。今は1300円くらいでしょうか。たくさん買うと安くなり、8個で単価900円くらいです。(追記:現在はさらに下がって送料込み964円でした。2023/02/01)このセンサはZigbee2MQTTでサポートされているので、Homebridge経由でHomeKitから使用できます。

開封して中身を見る

外箱はこんな感じでした。Smart Life(家のアイコン), Tuya smart(tの文字), Zigbeeのロゴが入ってます。ただ、製造している会社の名前はありません。Tuyaのエコシステムで動くけど、Tuyaが製造している様子ではないみたいです。

開けると本体とマグネットが入っています。WiFiの磁気接触センサと比べるとかなり小型です。あちらは単3電池が2本でしたが、こちらはCR2032のボタン電池が1個です。

分解すると、中にはZTUと書かれた無線ユニットが入ってました。写真下端の黒い部分が磁気接触スイッチです。これは単純なリードスイッチが使われているようです。改造が楽そうです。

無線ユニットのことを調べてみたところ、Tuyaが開発しているZigbee対応のワンチップコンピュータでした。

他にもいろいろなバリエーションのチップを開発しているようです。メーカは、このチップを仕入れてくれば、簡単にIoTデバイスを商品化できるようです。部品としてTuyaから買ってきて、組み込むだけで、自社製品が作れるようです。クラウドやアプリの開発、サポート、カスタマーサービスは全部Tuyaがやってくれる仕組みです。これがTuyaの強みなのかなと思いました。

アプリは使わない

WiFiセンサの時はWiFiの設定をするためにTuyaのスマホアプリを使用しました。今回は使用しません。それ以前に、Tuya SmartやSmart Lifeアプリを使うためには、TuyaのZigbee-LANブリッジが必要です。今回は、Zigbee2MQTTに接続するので、アプリもブリッジも使用しません。

ペアリングする

こちらで設定したZigbee2MQTTにペアリングします。

設定の時に、webインタフェースをonにしてあったので、webブラウザで操作できます。ペアリングはoffに設定してありましたので、webページ右上のボタンをクリックして一時的にペアリングonにします。一回クリックすると5分間ペアリング可能状態になります。

接触センサの方をペアリングモードにするためには、付属のピンなどでリセット穴の中のスイッチを長押しします。マニュアルには6秒長押しすると書いてありましたが、実際には4秒くらいでリセットモードになりました。するとまもなくペアリングが完了して動作開始しました。Ziegbee2MQTTのwebページでは以下のように見えます。

Homebridgeにはz2mプラグインが入っているので、iPhoneやMacのホームに、以下のように現れました。(名前は変更しました)

     

WiFiの接触センサに比べて応答速度は速いです。HomeKitのオートメーションを作って、磁石の接触でNanoleafのThread電球をon/offさせてみました。開放も閉鎖も一瞬で応答します。ストップウォッチも間に合いません。0.5秒未満くらいの感じです。ただ、開放から閉鎖の時は、10回に1回くらい、応答が3秒くらい待たされることもありました。でもWiFiのセンサが30秒くらいかかったのに比べると早いです。

まとめ

TuyaのZigbee接続接触センサをHomeKitから使いました。磁石と併用して、ドアや窓の開閉を検出するスイッチです。以前使ったWiFiの単4電池搭載センサに比べて3倍くらい高価ですが、サイズは小さく応答速度が早かったです。

またZigbeeの単4電池搭載センサと比べると、1.5倍くらい高価ですが、ボタン電池なので小型薄型で見た目が良いです。価格とサイズで、どちらかのZigbeeセンサを選択するのが良いと思いました

HomeKitで使える磁気接触センサは数種類あるようですが(Thread接続やBLE接続のようです)、国内で販売されている製品は皆無です。早くMatter over Threadが一般的になって、こういう基本的なセンサ・スイッチが誰にでも使えるようになると良いと思います。

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